2013-12-19

箕面ビール / ゴッドファーザー2

久々にふらりとビアバーに行った。変わったビールはあるかと聞いたら、箕面ビールのゴッドファーザー2を出してくれた。「みのお」と読む。大阪府北部の市である。山本太郎が卒業した箕面自由学園がある。ゴッドファーザー2は、ベルジャン酵母を使ったスタウトで、柚子の皮を漬け込んだビールである。

ベルジャン酵母、つまりベルギービールで使われる酵母を使ったビールは、傾向としてフルーティな味になる。柔らかい香りと甘みがある。日本のラガーとはかなり違う。ただし、炎天下でキンキンに冷やすと、中途半端な香りが口に残る感じがする。傾向として。美味しいかどうかは、そのビールと、人の好みによる。個人的には、ベルジャンには苦手な味のビールは、けっこうある。

スタウトは、しっかりめにローストした麦を使ったビールだ。黒いビールになる。味は香ばしい味と香りになる。ホップの苦さとは違う。これも好みによる。焦げ臭く感じる人もいるだろう。私は好んで飲む。

柚子である。このビールは、柚子の皮だけを使って風味付けがされている。酸っぱさはないが、柑橘系の苦く爽やかな風味がある。スタウトの香ばしさに負けない、だが、ベルジャンの柔らかさを殺さない風味である。柑橘好きとしては好きな風味である。マッチョには受けないかもしれない。ちなみに柚子の未のほうは、ポン酢になるらしい。

非常に複雑なビールだ。10人いれば、10とおりの評価になるだろう。意見がばらばらなので、箕面スパーガーデンに行くことにする。