2009-06-01

俺の話を聞け - プレゼンを聞いてもらうには

Python Code Reading も 10 回目があるようで、わくわくです。前回の 08 で、私にとって最大の難関は、勉強会とは言えども、非職業プログラマがプログラマ相手にプログラミング言語の話をする、という状況をどう克服するか、でした。実績が明確な人や有名な人であれば、こんなこと気にしなくてよいです。プログラマではなくても Tim O'Reilly だったりね。



そんなわけで、自己紹介の段階でなんとしてでも、話くらいは聞いてやってもいいか、という内容を入れておかねばと思ったわけです。内容に異論や批判はあってもよいのです。めげますけど。けど聞いてもらえないと議論のテーブルにもあげてもらえません。わざわざ平日の夜に集まってもらったのに、ぼーっとしてただけ、というのは申し訳なさすぎます。せめて「聞いてたけど、それは違うんじゃあ」と思ってもらいたい。というわけで、2つの内容を自己紹介に入れておきました。



ひとつめは Python 1.x → 2.x への移行らしきものを見たことがある、ということです。オライリーの Python 本を読んだとき、1.x と 2.x の違いについても触れられていましたし、大学のサーバにも 1.6 と 2.1 の両方が入っていましたし、Python 2.x 非対応のライブラリなんかに遭遇してソースをいじったこともあります。日本で Python が流行りだしたのはもっと後の時期だったので、時期(時間ではない)という点だけを見ると、ちと話を聞いてもらえそうな気がしました。実際、1.x から 2.x への移行は初心者の私にも大した問題ではなかったです。



もうひとつは「ソフトウェアの機能ではなく、ユーザのベネフィットを伝える」という仕事をしている(ことがある)、ということです。Python 3.0 の新機能リストや変更点は python.org あたりにいけばすぐに分かりますし、個々の新機能の使いどころは PEP や雑誌にも載っていました。で、じゃあ、ユーザにとって総合的に何が嬉しいのか?というは意外となかったりするわけです。一方、仕事ではそれを伝えることを求められるのですね。伝えられているかは別にして。で、それを Python でやってみました、という話です。



という前振りのあとで、「Python 3.0 のベネフィットは読みやすさと書きやすさ」である、という乱暴なテーマで話したわけでした。ちゃんちゃん。