2008-12-22

富士ゼロックスKDI / サラサラの組織

富士ゼロックスKDI の「サラサラの組織」を読みました。珍しく組織の本を読んだのは、勧められたからです。多謝。



正当な意志をもつ、現場を観察、暗黙知をつなぐ、自発の活力を待つ、相互共感を演出、矛盾の超越、変化の継続という7つのプラクティスを通して組織を変革するのだ、という内容です。小説仕立てのストーリー、解説、事例という構成です。



使命感が湧きつつも、いざ実践的しようとか思うと不安になる本です。というわけで、一緒に読んでくれる人募集。



[...] 物語は誰もがいきいきと話す。ノウハウやセオリーを挙げてくれと言ったら、全員が口をつぐんだだろう。 (p.50)



たぶんライトニングトークでも、ユーザ会でも、組織での情報共有でも、こういうのが敷居が低くかつ効果のありそうなコミュニケーションだと思います。経験を語るときはとくにそうですが、正しいとか間違っているとかではなくて「こんなことがありました」というだけでよいので。



コミュニティの価値はアウトプットではなく、インプットです。最先端の知識、新たな知識を必要とする社員が、その知識にアクセスするための媒介となるのがコミュニティです。 (p.44)



この発想はなかったです。ROI 重視になるとアウトプットばっかり考えてしまいます。



働き方を変えていこうという活動は、なかなか成果が見えにくい。経営トップからも、部門長からも、さらには隣に座っている社員からも、「いつになったら結果が出るの? 何のためにやっているの?」と問われる。[...] こういった局面で最も効果的なことは、誰もが大事と思うような「コト(イベント)」を起こすことである。(p.64)



ふむふむ。人脈も人望もない自分が人に影響を与えるには、自分ではなくてイベントを持ち出せばよいんだ。と曲解してみる。



さてさて、私はこの本での変革プラクティスと、かなりな勢いで対立する職業観を持っています。それは「属人性を可能なかぎり排除する」という考え方です。仕事をしているときには「私」の意見を述べないようにしています。会話の主語は「○○課△△部××担当」となるように心がけています。組織の歯車に徹するよう努めます。



そんなわけで私にとっては、かなりイノベーティブな内容です。いろんな人の意見を聞きたいなぁと思う次第です。






2008-12-06

UNC Finder for Mac OS X Leopard

昨日のスクリプトに手を加えて、UNC パスで表記されたファイルやフォルダを開くスクリプトを書きました。ユーザ名やパスワードは記憶しません。



uncfinder.py.zipをダウンロード


uncfinder.zipをダウンロード



2008-12-05

UNC の ¥¥foo¥bar を smb://foo/bar に変換する

MacBook Air を衝動的に買ったわけですが、Windows な職場なので UNC なパス名をよく使います。「¥¥foo¥bar¥baz にファイルを置いておきました」みたいな展開がよくあります。そんなわけで、これを smb://foo/bar/baz に変換するスクリプトをかきました。



ソースコード


バイナリ



マウントするのは、また今度。Python スクリプトを py2app でビルドしています。間違いなく、もっといいものが世の中にあると思います。