2007-02-27

LabVIEW でリファクタリング -- VI 抽出

リファクタリングは、すぐに始められるソフトウェア開発のプラクティスです。やればよいというものではありませんが、現行プロジェクトのコードを泥沼から救い出せるかも知れません。オブジェクト指向言語やオブジェクト指向な文脈で語られることが多いリファクタリングを、LabVIEW にどのくらい適用できるか考えます。



まず「VI 抽出」。一般にはメソッド抽出ですね。まとめられるコードがあったら VI にしてしまいましょう。LabVIEW 開発環境に、この機能が搭載されています。



(1) 下のブロックダイアグラムには「D^nを計算します」とコメントされた部分があります。コメントするくらいなら、サブ VI にしてしまいましょう。というわけで、この部分を選択し、編集 >> 選択範囲をサブVIに変換、すると...



Select_1









(2) サブ VI 完成。











Extract_1








(3) ファイル名を適当に決めて保存します。分かりやすいアイコンも忘れずに、でも深追い禁止。



Icon_2




コードの断片に「○○する」のようなコメントをしているとき、ひとつの VI に重複コードがあるときなどには、VI 抽出しましょう。



2007-02-19

Nokia/Symbian 端末ユーザのオフ会

Nokia/Symbian 端末ユーザのオフ会に行きました。ノキア製のケータイを使っている人たちの飲み会です。



E70 の実物を触らせてもらいました。ほんとうにこんな風に開くことに感動。あと、E60 と GPS と Google Maps を連動したソフトが動いているのを見たり。おおおおお。物欲が...。



メールを使いたいと話したら、702NK II がまだ売ってると教えてもらいました。というわけで有楽町、渋谷、新宿、秋葉原に行ってみたのですが、見つからず。がっかり。



2007-02-15

fubuki のパッチが送られてきました

全力でほったらかしにしている Wiki ソフト fubuki ですが、機能追加したよーと diff が送られてきました。他にもカスタマイズして使っている人もいるようです。そういうの取り込みたいのです。



が、うっかり買い換えた電話が 804NK という機種で、ソフトウェアを好き勝手にインストールできないという、なんともはや。Softbank Mobile が売っている Nokia 端末はことごとくインストールできないようです。



Nokia から直販されている E61 だとソフトウェアインストールできるのですが、こっちはメールの送受信に制限があって、これはこれで困る話です。



古い機種である 702NK とか 702NK II を探しているのですが、売ってませんよね。どっかに売ってませんかね。



と、ぐずぐず言ってる間に、iPhone が国内で販売されそうです。



2007-02-12

SUSHI権八

SUSHI権八 G-Zone 銀座に行ってきました。3ヵ月に1度くらいのペースで行ってます。塩やしょうゆで味付けされたネタでにぎってくれます。



2007-02-11

無限少数と行列

プログラマーのための0.999...の解釈より

var one_third = function(q){
  return q() * 1 / 3;
}

あ、そっか。スパースな行列や、サイズはでかいけど高速に要素を計算できる行列を使うとき、行列をデータで定義するんじゃなくて、関数的なオブジェクトで定義するのと似ている。



たとえば、対角行列 D を愚直に書くと、



1 0 0 0
0 2 0 0
0 0 3 0
0 0 0 4



なわけだけど、1, 2, 3, 4 だけ覚えといて、i≠j の要素 D(i, j) は 0 を返すようにしておく。もちろん、計算順序の入れ替えだとか、いろいろ小細工はできるわけです。こうしておくと、あほみたいに大きな行列を扱うときにも、メモリを無駄遣いせずにすみます。



ぜんぜん、似てませんね。






2007-02-09

ボトルネックは切手

Thank youカードは箱で買え」より。

そこで心がけているのは「面倒な作業は事前準備をすることで面倒じゃなくする」こと。

お礼状に使うカードを、まとめ買いしておこうという提案です。これはこれで実践してみようと思います。



問題は、私の場合、ボトルネックは「切手」です。職場に着くと、ずーっと仕事しています。そして、郵便局は夕方に閉まりますし、郵便料金なんて分からないからコンビニなんかでも買わない。別にちょっとくらい抜け出しても誰にも文句言われないんですが、つい、職場から出て行きません。そこで切手を買っておく作戦。100円や200円払いすぎても困ることはほとんどないので、さっさと貼って出してしまおう。



手元に、クレジットカードの申し込みだとか、水道料金支払口座の申し込みだとかがたまっています。切手を買えばこういう事態も防げそうです。あれ? これ切手いらないし。早く出さないと。



2007-02-06

オタクにオタク呼ばわりされる

仕事の打ち合わせの最中に「あなたオタクでしょう」と言われました。いかにもスーパーハカー的オタク風味な人に。誉められたようで、機嫌がよいです。



2007-02-05

2007-02-02

村上龍 / 希望の国のエクソダス





これまでの学校側との話し合いは、決定済みのことを納得するためのものというか、これだけお互いに言いたいことを言い合ったのだから、もうこの問題は解決したことにしよう、というようなわけのわからないものでした。(p.98)

それまで勤めていた銀行では競争があったんですが、基準が曖昧なので疲れるんです。(p.406)



この、あるある感。



引越しの手伝いをしていたときに「五分後の世界」を頂いたのが、村上龍の作品との出会いでした。読むときには純粋にエンターテイメントとして読みます。それでも、最近の村上龍作品には、上に引用したように、慣れで見えなくなっている漠然とした不快感を指摘するような記述が多いことに気づきます。「五分後の世界」と「半島を出よ」の間に「希望の国のエクソダス」が出ているということは、もう10年以上の似たようなことを言い続けていることになります。



村上龍の指摘には、概ね賛成というか、気づかされる点が多々あります。そういうところも楽しみにしつつ読んでいます。



だからといって、人事に「頑張ってね」と声をかけられて「何をですか?」と答えていいわけではありません。自ら働きにくくしてどうする。スルー力に欠けていますね。



希望の国のエクソダス