2005-09-05

重松清 / かっぽん屋

重松清のかっぽん屋を読了しました。短編集です。「失われた文字を求めて」は星新一の作品に出てきそうな話ですきです。別の作品の中で、すばらしい洞察がありました。曰く...



オナニーには二種類ある [...] 一度でもセックスを知ってからのオナニーはセックスの代用品になってしまう。しかし、童貞時代のオナニーは絶対無二の行為である。(p.132)


この絶対無二っていうのが、あまりにも真実すぎると思う。